医療法人社団 協友会
東川口訪問看護ステーション
( 訪問看護ステーション )

訪問看護は魅力がたくさんある一方で、ひとりで働く不安を感じる方もいますよね。上尾中央医科グループの(AMG)の「東川口訪問看護ステーション」は、地域医療に力を注ぐ「東川口病院」の附帯施設で、さまざまな仲間と支え合って働ける環境があるそうです。教育・待遇・福利厚生面も充実していて、結婚・出産後もキャリアを継続しやすい環境らしいので、さっそく見学に行って確かめてきます!
- 形 態
- 訪問看護ステーション
- 所在地
- 埼玉県川口市/東川口駅

事業所入口
「東川口訪問看護ステーション」へのアクセスは、JR武蔵野線・埼玉高速鉄道「東川口駅」から徒歩5分。「東川口病院」に隣接する建物の2階に事業所があり、同じ建物内には病院職員と合同の保育室や食堂などが入っています。事業所の入口で迎えてくれたのは、2021年の立ち上げから携わっている管理者の川田さん。「ようこそ!今日はゆっくり見学していってくださいね」。

デスクワークスペース
まずは、スタッフの皆さんのデスクワークスペースを紹介していただきました。「あちらの1つの大きなデスクで各々が事務作業を行っていて、業務の効率化を図るためにパソコンやタブレットなどを充実させています。こちらは仕切りのないオープンスペースなので、自然とコミュニケーションが生まれていて、仲間と相談したいことがあれば随時話し合いを行っています」。

事業所内
お次は、地図を広げて訪問エリアを教えていただきました。「当事業所のサービス提供地域は、川口市、さいたま市、越谷市、草加市です。自転車で数分の訪問先から車で30分程かかる訪問先まで広範囲なので、移動手段には電動自転車と車を用意しています。近隣でも悪天候の場合は車の利用を推奨し、移動に伴う負担がないように配慮しています」。

駐車場
駐車場に出て、訪問先へ出発するスタッフさんをお見送りしました。利用者様は東川口病院を退院された方が中心ですか?「いいえ、地域のさまざまな相談窓口から依頼を受けています。当事業所は24時間体制で緊急対応も行っているので、近隣の大規模病院からがん末期の方の利用相談を受けることも多く、ご本人の不安に寄り添いながら意思決定を支え、在宅での看取りにも対応しています」と、管理者さん。

事業所
事業所に戻り、入職後のOJTについて伺いました。「訪問看護が未経験の方も安心して学んでいけるように、入職後は先輩の同行訪問期間を約3カ月設けています。同行訪問前には利用者様に関する情報や訪問時のマナーなどをしっかり伝え、訪問先では実際のケアの場面を見学してもらいながら手順を指導しています。また、私たちは家族支援も重視しているので、同行訪問では先輩のご家族との関わり方なども参考にしてほしいです」。

東川口病院
東川口病院に伺い、日々連携している訪問診療医を紹介していただきました。「医師との距離が近い点は、病院の附帯施設ならではの強みです。例えば、患者様の症状に変化があった際などはすぐに指示医に相談し、適切な指示をもらうようにしています。東川口病院の医師たちは、院長をはじめ、地域医療に情熱を持って取り組んでいる方ばかりで、私たち訪問看護師との関係性をとても大事にしてくれています」。

東川口病院
つづいて、東川口病院の在宅支援チームの会議の様子を見学しました。「月に一度は、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ・ケアプランセンター・退院支援科・地域連携室・医療相談室などの職員が一堂に集まり、情報共有や意見交換を行っています。普段はそれぞれの部署で活動していますが、同じ地域の在宅療養者を支える仲間としてベクトルを合わせるために、毎月顔を合わせてチームワークを高めているんです」。良い取り組みですね。

事業所
事業所に戻り、管理者が作成しているシフト表を見せていただきました。お休みの希望は通りますか?「はい。みんなの希望がきちんと反映されるように調整しています。訪問看護師の働き方は事業所によってさまざまで、当事業所では一人の看護観だけでなく多様な看護観で利用者様を支えていけるよう、訪問先をローテーションしています。だから、すべてのスタッフがすべての利用者様に対応可能で、シフトの融通が利きやすいんです」。

保育室
お次は、同じ建物の1階にある東川口病院の保育室へ。子育て中のスタッフも勤務していますか?「ええ、こちらの保育室を利用しながら、お子さんを4人育てているメンバーもいます。保育室は24時間体制で土日祝も対応していますが、『家庭の事情でオンコール当番が難しい』『子どもに合わせて土日は休みたい』という場合も、面談時に気軽に相談してほしいです」と、管理者さん。

職員食堂
つづいて、職員食堂へ。ランチはリーズナブルなお弁当を注文できて、こちらで食べる方が多いそうです。「職員食堂も、東川口病院のスタッフと共同で利用しています。訪問看護師も東川口病院の職員なので、待遇・福利厚生面は病院の看護師とほぼ共通で、病院で開催される研修には自由に参加OKですし、外部研修への参加支援や資格取得支援なども受けられるんですよ」。

建物前
最後は、スタッフの皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか?「上司が定時退勤を促してくれるので、残業が少なく、とても働きやすい環境です。少人数の職場は休みにくいイメージがあるかもしれませんが、当事業所はそんなことはなく、子どもの行事にも参加しやすいですし、事前に相談すれば連休もいただけます」と、皆さん。魅力的な職場ですね。今日はありがとうございました!
帰り道

――お疲れさまでした。仲間と支え合える訪問看護事業所、いかがでしたか?
- 東川口病院の附帯施設なので、指示医や在宅支援に携わる部署との連携がスムーズで、「チームで仕事をしている」という実感を得やすい職場です。月に一度は病院の在宅支援チームの会議が行われますし、病棟で退院支援カンファレンスが行われる際には訪問看護師も参加しているそうです。
――どんなスタッフが活躍していますか?
- 現在は、事業所の立ち上げのために東川口病院から異動してきた看護師が中心です。ただ、年々利用ニーズが増え、運営を拡大する方針だそうで、年齢・経験問わず訪問看護に興味がある方を歓迎していました。
――では、ここはちょっと、という点は?
- 24時間緊急対応を行う事業所なので、夜間のオンコールの頻度が気になりました。スタッフの皆さんに伺ってみると、夜間の緊急対応が発生しないように日中のケアを丁寧に行っているため、夜間の電話は月10件以下、訪問は月4件以下に抑えられているそうです。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- スキルアップ意欲の高いスタッフばかりで、個々が興味のある外部研修に積極的に参加している方が多かったです。業務貢献につながる外部研修は勤務扱いとなり、研修費用も法人が援助してくれるそうで、経済的な負担なく参加できる点も魅力でした。
病院附帯の訪問看護事業所で、結婚・出産後も長く働きたい方
在宅医療に興味があり、未経験から訪問看護に挑戦したい方







